中心限月3月きりの清算値(終値に相当)は、1トン当たり8リンギ高の3550リンギ。直近の5営業日のうち、4日で上昇した。
原油はこの日、1%上昇した。米国での新型コロナウイルス感染拡大を受けた現金給付額の増額に向けた動きのほか、英国と欧州連合(EU)の通商安定化を目指した交渉合意を受け、燃料需要が高まるとの見方が広がった。
ムンバイを拠点とする植物油ブローカー、サンビン・グループのアニルクマール・バガーニ氏は、中国・大連市場のパームオレイン安と大豆油先物安のほか、アルゼンチンの労使ストの早期解決期待を受けてシカゴ商品取引所(CBOT)の大豆油も下落するとの見方が相場の重しになったと分析した。
アルゼンチンの大豆圧砕・輸出業界団体CIARA―CECはこの日、二つの主要労組と協議し、来年の給与体系をめぐる交渉の決着を目指す。
大連市場では大豆油の中心限月が1.5%安、パーム油が1.7%安。CBOTの大豆油は0.4%下落した。(ロイター時事)
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