鶏ふんから電気 首都圏にお届け 岩手の鶏肉会社、原発事故機に挑戦 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201803/CK2018030502000125.html ◆発電1万世帯分  同社発電課長代理の松本圭由(よしゆき)さん(38)は「処理に困っていた鶏ふんが、電気という形で日の目をみる取り組みにやりがいを感じる」と語る。鶏ふんは、鶏舎の床に敷かれたおがくずも含んで燃えやすく、その際に発生する水蒸気でタービンと発電機を回し発電する。発電量は一般家庭一万世帯分に相当。鶏肉の生産契約を結ぶパルシステムグループの小売電気事業者「パルシステム電力」に全量を売る。  パルシステム電力は、鶏ふん発電を中心とした再生可能エネルギーによる電力を、首都圏や東北などの十一都県で供給。契約件数は二月末現在で五千六百件に達する。原発や、石油などの化石燃料によらない電力を使いたいとのニーズは高まりつつあり、さらに契約拡大を目指している。 ◆特典はナゲット  契約者には特典として、十文字社製のナゲット九百グラムも贈られる。パルシステム電力の鈴木松夫さん(43)は「契約促進のための特典ではなく、鶏と電気のつながりを実感してもらうのが狙い。少しでも脱原発に貢献できれば」と話す。  再生可能エネルギーは、比較的短期間に再生可能で資源が枯渇しないエネルギー。鶏ふんなど生物資源をもとにしたバイオマス発電もその一つ。