インドフード子会社、パーム油認証団体脱退

インドネシアの食品最大手インドフード・スクセス・マクムールの農園事業子会社、ロンドン・スマトラ・インドネシアがこのほど、食品メーカーや環境団体などでつくるパーム油認証団体「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」から脱退を表明した。同社が労働者の権利を侵害しているとするRSPOの調査結果に不満を表明したのが理由。29日付ジャカルタ・ポストが伝えた。

インドネシアの労働者の権利保護団体、OPPUKのヘルウィン事務局長は「脱退は、労働者の権利を侵害している社内の諸問題について解決を拒否したことと同じだ」と非難した。

ロンドン・スマトラ・インドネシアの労働問題については、OPPUKと米国の森林保護団体レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)、国際労働権フォーラム(ILRF)が2016年、児童労働や賃金の不払い、危険な労働環境などを指摘し、RSPOに報告。RSPOは昨年6月に実施した調査の結果、児童労働の証拠はなかったものの、申し立てのほとんどが事実であることを確認した。RSPOは新たに、収穫時の時間外労働の強制、生理休暇の請求拒否、男女間の賃金格差などの権利侵害も確認した。

ロンドン・スマトラ・インドネシアは17日、調査結果を不服としてRSPOからの脱退を発表した。同社は今後、インドネシア政府が11年に導入した「持続可能なパーム油の国内規定(ISPO)」にしたがって事業を行う方針を示している。